プラスチック樹脂を使用した治療

Before

After
主訴 | 虫歯を治してほしい。 今日しか来れない。 |
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診断名 | 右上第一小臼歯、及び第二小臼歯の隣接面う蝕。 |
年齢・性別 | 30代・男性 |
治療期間・回数 | 1回 |
治療方法 | 健康保険適応のプラスチック樹脂の即日充填修復 |
費用 | 保険診療:1本1000~2000円 |
デメリット・注意点 | 間接的に制作する詰め物より強度は劣るため、プラスチック樹脂が破折したり、噛み合わせの状況によっては早期に摩耗し削れてしまう。 経年的に変色もやや起こりやすい。(審美性や耐久性の優れた保険適応外のプラスチック樹脂修復もあります。) |
備考 | 奥歯で、歯と歯の間が虫歯になってしまった場合、 多くのケースで型取りして歯に詰め物をしてその穴になった部分を修復します。 ところがこの治療方法(間接修復)では、虫歯以外のところまで大きめに削り簡単に外れないようにしなければなりません。 今回はここの部分を口腔内で直接詰めなおしをしていきます。 画像は治療中のマイクロスコープの録画機能を利用したものです。 |
治療詳細
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①
プラスチックと歯が適切に接着するように歯の表面を薬品で処理します。
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②
プラスチックと歯が適切に接着するように歯の表面を薬品で処理します。
(マイクロスコープの光で固まってしまうので黄色に遮光しています。)
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③
クリーム状のプラスチック樹脂を少しづつ
虫歯を削った穴に流し込んでいきます。
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④
その後、特殊な光を当ててプラスチックを硬化させます。
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⑤
クリーム状のプラスチックは流動性が高く、細かな部分に流れてくれますが、
一方で形を作るには不向きです。
歯の形を再現したいところには、粘土のような硬さのあるプラスチックを用います。
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⑥
ヘラの様な道具を使用し形を整えていきます。
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⑦
形ができたら、光で固め確認します。バリや形を修正し、1本目の虫歯で削った穴を埋め終わりました。
続いて隣の歯を埋めていきます。 -
⑧
2本目も1本目同様に歯の表面を処理し、
クリーム状のプラスチックを詰めていきます。
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⑨
続いて粘土様のプラスチックを詰めていきます。
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⑩
最終的には隣同士の歯の接触具合を調整するために壁となっていたフィルムをとり形を整えます。ここの調整はとても難度が高く、隙間ができてしまうと後で食べ物が挟まりやすくなったり、歯に不要な力がかかる原因ともなってしまいます。
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⑪
形ができたら最終的に光で硬化させます。
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⑫
硬化後、形態を修正し、噛み合わせを調整します。
型取りして治療する方法より削る範囲を最小限にし、また治療の回数も1回でできます。